沼田利根歯科医師会について

ごあいさつ

この度は、一般社団法人沼田利根歯科医師会のホームページへアクセスしていただき、ありがとうございます。

沼田利根歯科医師会は、沼田市、みなかみ町、昭和村、川場村、片品村の5市町村の会員34名の歯科医師で組織されています。当会では、乳幼児歯科健診、学校歯科健診、妊産婦健診、歯周疾患健診等の健診事業、また様々な予防啓発活動を通じて地域の皆様の口腔保健の向上を推進しております。

また超高齢社会を迎え、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるように歯科医師が地域包括ケアシステムにおいて担う役割の重要性も増してきております。当会では高齢者保健・福祉施設において口腔衛生・予防活動等を実施し、また在宅歯科医療の提供のための体制も整備しております。歯と口の健康を維持する事は日常生活の質(QOL)の向上、栄養摂取(低栄養予防)、歯周病予防による全身疾患の予防につながり、国家的課題となっている健康寿命の延伸に寄与することは周知の事柄です。当会のこれらの活動に対し、地域の皆様のご理解とご支援が頂ければ幸いと存じます。

地域の皆様が生涯にわたり噛める喜び、話せる喜びをもって豊かな生活を送っていただけるように沼田利根歯科医師会は活動していく所存です。

沼田利根歯科医師会の歩み

明治維新当時は、歯科医と名のつくものはなく、歯の治療も普通の医師が行い、抜歯、入れ歯などは香具師によってなされていた。沼田市鍛冶町に小林某、北勢多郡森下(現昭和村)に関上某、その他新治村、月夜野町にも入れ歯師がおり、当時の金持ちが一週間からの泊まり込みで木製義歯を調整してもらっていた。

明治中期には沼田市鍛冶町で浅沼亀吉が明治44年、62歳で没するまで「入歯口中一切、眼病一切」の看板を出して診療していた。しかし、庶民の大部分は、マジナイ師、神仏の信仰で歯痛を処理していたようである。現在でも沼田市天桂寺にある「ミソツケじいさん、ばあさん」の石像や沼田市宇楚井町の歯神様など昔の名残りを留めたものである。

一方、在来歯科に対する西洋医学の導入も以外に早く、袋見恵吉(昭和村出身)は鈴木嘉造門下として歯科医師免許を受け、明治38年には沼田市東倉内町に開業している。これが当地の最初の歯科医師で、地元区長、町会議員なども務めた。

歯科医師の分布状態も、大正4年、群馬県歯科医師会発足当時は袋・小林の2人が沼田町で診療していただけであったが、大正末期に月夜野町に関雄象が開業して初めて郡部に進出、昭和初期水上町に渡辺武夫、新治村に片野利三郎、後閑に高橋きわ、戦後片品村に星野節男、昭和30年前後に昭和、利根、片品にそれぞれ今成虎夫、小尾一弥、宮下幸男と開業するに及んで、郡下一円に歯科医術が普及していった。

昭和6年2月16日に、大谷璧一(沼田)、阿久津操(沼田)、浅沼坦司(沼田)、宮下広吉(沼田)、片野利三郎(新治)、刀吉雄(沼田)、関雄象(月夜野)、岡田正夫(薄根)、鈴木某(沼田)の9名の歯科医師で利根郡歯科医師茶話会なる任意団体を発足させたが、これが本会の前身である。

その後、群馬県歯科医師会の充実にともない利根郡支部となり、昭和22年、社団法人群馬県歯科医師会利根支部と改組された。昭和29年4月、沼田市の市制施行により沼田利根支部と改め、昭和57年4月より沼田利根地区歯科医師会と改称した。昭和50年代後半より、歯科大学の増設にともない歯科医師の過剰時代を迎え、当地区でも会員数は30名、非会員を加えると40名に近い激増をみた。そこで、昭和60年4月、今成虎夫を設立代表者として現在の社団法人沼田利根歯科医師会が設立され、今日に至っている。

活動に目を転じてみると、従来より公衆衛生活動に力を注いでおり、昭和9年6月3日の虫歯予防デー頃から啓蒙チラシ等を作成し、会をあげて大々的に行事を行っていたようである。また、学童健診も会の創設当初より積極的に行っており、昭和10年に沼田小、昭和12年には県立沼田中、県立沼田女に歯科校医が配置された。昭和12年頃からは会員の出征が多くなり、歯科材料、薬品は配給制となっていった。また、挺身歯科診療と称して新治村、川場村への診療動員も行われた。

その後、徐々に健診体制も整い、沼田市利根郡内の保育園、幼稚園、小中学校にて歯科検診が行われるようになり、小学6年生と中学3年生を対象に良い歯のコンクールが市町村、教育委員会、保健所との共催で実施されている。

また、本県では全国に先がけて警察歯科を設置し、昭和60年8月の日航機墜落事故に際し遺体の確認作業を歯科的資料に基づいて行い、県警察本部長の表彰を受けた。本会からも多くの会員がこの作業に参加した。

平成31年3月現在における本会の会員数は34名、地域の歯科公衆衛生の普及を大きな目標にして活動中である。

役員(平成31年3月現在)

会長
櫛淵 達夫
副会長
勅使河原 秀三郎
専務理事
石原 二三
総務理事
鈴木 克也
会計理事
野田 明成
保険理事
星野 晃
公衆衛生理事
藤巻 亜紀
学術理事
宮下 清
厚生理事
浅沼 美香
監事
今成 亮